REITの収入

REITの収入のほとんどは賃料収入です。
REITを保有することで大家さんのようにこの賃料収入の
分配金をもらえるのです。

これを実際に個人で行うと考えてみましょう。
3600万円で購入したマンションを月10万円の家賃で貸すとします。
この場合、年間120万円の家賃が入ってきますから、利回りは3.3％です。
何も起こらなければ30年で元が取れる計算になります。

しかし、もし火事でそのマンションが燃えてしまったら、
地震で倒壊してしまったら全てがなくなってしまいます。

それ以前に借り手が見つからなければ家賃は全く入ってきません。
実際に不動産を購入するとこのようなリスクがあるのです。
もちろん、たまたま購入したマンションの沿線が都市開発などで
急成長を遂げるなどの理由で大儲けすることもあるかもしれません。

しかし、これは本当に偶然を期待するしかなく、
なかなか起こりうることではありません。

一軒の不動産を手に入れるためには
数千万円のお金が必要になります。

これは誰でも簡単に用意できる金額ではありませんし
リスクが高いためおすすめできる投資ではありません。

しかし、REITは不動産投資法人が多数の人から資金を集めて、
不動産を購入する仕組みなので、そんなに多額の資金を
用意しなくても家賃収入の配当金を受け取ることができる商品なのです。

さらにREITではいくつもの不動産に分散投資しているため、
借り手がつかない物件や、災害などで使えなくなった物件があっても
他の物件からの収入があるので、まったくの無収入ということには
なりにくいということも、REITの特徴です。

このREITは不動産の専門家が運用していますから、
何も知らない私たちが不動産を購入するよりも
安定した賃料収入が期待できます。

REITの平均利回りはおよそ4％ですから、
3000万円投資したとすれば120万円の収入を得ることができます。
しかもリスク分散していますから、借り手がいない、
災害で無価値になるといった危険もかなり低くなっているので、
安定して120万円の収入を得ることができるのです。

REITの収入が安定していることがお分かりいただけたでしょうか。

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