REITの今後
日本のREIT、J-REITが市場に上場したのが
2001年ですから、まだ13年しか経っていません。
ですから、今後どうなっていくのか全く予想が
つかないと言ってもいいかもしれません。
しかし、それはまだまだ成長の余地があるということでもあるのです。
REITの発祥の国、アメリカにおいては2012年末の段階で銘柄数は172、
時価総額は約52兆円にも上っています。
これに比べてJ-REITは37銘柄、時価総額は約4.5兆円に過ぎません。
50年以上の歴史のあるアメリカのREITに比べてまだまだ発展途上の
感がありますね。
その証拠に、最近またJ-REIT銘柄が新規上場を果たしています。
2012年には4銘柄、2013年にも2銘柄が上場し、今後も増えるかもしれません。
J-REITは2013年に投資信託が解禁されたようにまだ新しいタイプの
商品が開発される可能性が高いと思われます。
日本ではご存知のとおり超高齢社会が訪れており、
老人ホームや病院といった不動産の需要の高まりが予想されます。
ヘルスケアREITとは
それを機会に、2012年秋ごろに国土交通省を中心として
「ヘルスケアREIT」の立ち上げを検討する委員会が発足しています。
ヘルスケアREITは老人ホームや病院などを投資対象としたREITです。
政府もヘルスケアREITに期待しているようで、
2013年12月5日の「好環境実現のための経済対策」という
閣議決定の中でも「ヘルスケアREITの上場推進等を通じた
ヘルスケア施設向けの資金供給の推進」を掲げています。
現在、官民協力してヘルスケアREITの市場環境整備が行われているところで、近い将来にも上場することが期待されています。
これにより投資家の選択肢が増えるので、
ますますREITが魅力的なものになると考えられます。
経済情勢をシビアに見極めるのが重要
安倍政権が発足してから経済にも大きな動きがみられます。
いわゆるアベノミクスです。これに対する評価は人それぞれですが、
インフレを懸念する声が多いようです。
一般的に国債のような債権はインフレになると
価値が下がってしまうものですが、REITの分配金の
原資である賃料収入は物価に連動しやすい性質が
あり、物価が上がったからと言ってREITの価値が
大きく目減りすることはないと考えられます。
これらのことからも今後REITは一層注目を集めていくことでしょう。
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