40代に始める資産運用
結婚から出産、子育てが中盤に差し掛かる40代。
そろそろ本格的に子供の養育費がかかってくる
世代ではないでしょうか。
家庭としての収入も安定させながら、
受験や部活等の養育費として
捻出していく時期になります。
この頃から始めるとすればどんな資産運用があるでしょうか。
まずはその目的ですが、大きく子供の学費、
老後の準備に分けることができます。
そろそろ、子供の資金だけでなく自分達の将来まで考えるべき時期
ということになります。
また、この頃からは親の相続への対策も大切になってきますから、
早めに手を打っておくと良いでしょう。
養育費への準備
養育費への準備としては、やや期間が迫ってきている家庭では
今から積立運用を始めるのはあまり効果がありません。
どちらかと言えば、積立型の資産運用は老後の資金へ回すのが効果的です。
ここからの学費の準備は、生活の収支から捻出する余力を上げることが
最も大切になります。
まずは現実として必要なお金を書き出すこと。
そしてその額と現在の貯蓄額を比較し、不足分を余力等で補う対策を立てましょう。
3年や5年ものの国債や外貨建て商品で少し利回りを上げることも効果的です。
また、親からの相続対策としても孫への教育資金贈与の特別控除枠(1500万まで)を利用するのもありですね。
家庭の大黒柱として先を見据えましょう
学費を確保しながら、老後を考えていくなら、
中長期の年金保険や終身保険を活用するのがお勧めです。
更に、共働き世帯や会社員の方はキャリアを活かして
少額の不動産で安定収入を築いていくのも良いでしょう。
老後の生活には、「お金を増やしていく」という発想よりも
「その時の生活を守るお金」を築いていくことが大切です。
年金タイプの資産運用や収入型の運用を選択すると
生活を補填する収入を築くことができます。
いずれにしても、日々の生活力が最も大きな課題となる時期です。
レジャーや交際費をいかに計画的に使っていくかで安定した
貯蓄運用の実現性が決まります。
入ってくるお金と出ていくお金を正しく把握し、
生み出すお金の目標設定をして確実に資金準備を
していきましょう。